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初めに

1 Visual Basic 6.0で開発されたシステムの課題

現在、Visual Basic6.0(以下VB)で開発されたシステムには、後発OSへの対応の問題があります。
Windows Vista、Windows 7ではほぼ動きますが、Windows API等で動かないものがあります。
また、Windows 7で、SP1でないものについては、ほぼ動作しますが、SP1では開発環境(VB6のSP5以上)のインストールはできません。
Windows 8およびWindows 10については、マイクロソフトが動作を保障したとしても、Windows 7のSP1と同様の状態になると
思われます。
このような事態を避けるために、別の環境へVBのシステムを移行させる必要があります。
そこで、弊社では、オープンソースソフトウェアであるPHPを用いた、低コストなWebアプリケーションシへの移行を推奨しています。

2 PHPへの移行

VBのシステムのプログラムは、PHPで書き換えることができます。
PHPへの移行の際に、以下の4つの大きな課題があります。

(1)イベントドリブン

VBでは、ボタンが押された時に、特定の処理が起動します。
このようなイベントドリブン型で作られたVBのプログラムは、HTML、JavaScript、PHPを用いて以下のように実現することができます。
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(2)印刷処理

VBでは、リストや単票等複雑な印刷を実現しています。
PHPでは、PDFファイルを作成するためのライブラリであるFPDFやTCPDFを用いて容易にPDFの作成、出力、
印刷処理を行うことができ、VBの印刷処理を代替することができます。

(3)Excelの出力

VBでは、印刷のみではなく、Excelのファイルを処理することができます。
PHPでは、Excelファイルを作成するためのライブラリであるPHPExcelを用いることで、Excelシートへの書き込み、
Excelファイルを出力することができます。
また、OpenOfficeやLibreOfficeに含まれるExcel互換ソフトでも、帳票の出力を行うことができます。

(4)データベース

VBでは、SQL型のDBを操作することができます。
弊社は、PHPとMySQLを組み合わせて、データベースアクセスを実現します。
MySQLは無料で利用できるデータベースであり、また、PHPと相性が良く、PHPからの操作も容易に行うことができます。

3 Webアプリケーションの利点

VBからWebアプリケーションに移行した際の利点として以下の2つが挙げられます。

(1)アプリケーションの更新

VBのアプリケーションでは、機能の追加や修正等があった場合、利用者のPCに利用者自身で、更新データをインストールする
必要があります。
Webアプリケーションでは、サーバ上に設置されるため、機能の追加や修正等は、サーバ上に修正後のアプリケーションを
設置するだけで済みます。
そのため、利用者が更新作業を行う必要がなくなります。

(2)様々な端末での利用

VBでは、インストールしたPCでしかアプリケーションを使用することができません。
Webアプリケーションは、Webブラウザ上で使用されるため、Webブラウザが入っているPCであれば、どのPCでも利用可能です。
また、タブレットやスマートフォンなどの携帯端末でも利用可能です。
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4 開発期間

弊社がVBで開発した、介護保険、医療保険に対応した訪問看護システムをWebアプリケーションにマイグレーションしました。
その際の作業を例として、移行にかかる時間と費用について説明します。
VB版の訪問看護システムの規模とWeb版の開発期間は以下のようになっています。

VB版訪問看護システムの規模(画面数、ステップ数、帳票数)

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Web版訪問看護システムの開発期間

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この規模のシステムの移行にかかる費用は、開発期間13ヶ月で約600万円になります。